家賃の立て替え ~無職の身内を働かせるために(3)
先日無職の義兄の家賃滞納が発覚し、義兄に会ってきました。
今回はその続きです。
家賃滞納のカミングアウトを受け私がしたこと。
姑から義兄が家賃滞納をしていると聞き、翌日には義兄に話を聞きに行きました。家賃を滞納していると書くと、「最近」のように感じられるかもしれませんが、実際は1年半の間義兄は無職で、その間家賃だって姑が払っていたのだから、義兄自体は「ずーっと」払っていないわけだ。
「誓約書」を作っていった。
内容は、無職の身内を働かせるために(1)無職の身内が我々の生活を脅かす。に書きましたが、「人に助けを求めずに、自分の働いて稼いだお金で生活すること」と箇条書きにしたもので、最後に「母〇〇も確認した。」と記載したものです。
私はそれを読み上げて、「異論がなければサインしてください。」と言い、姑と義兄にサインをさせました。
法的効力はないけれど、本人にこれからは自分で対処していかなければならないことを意識させるために作っていきました。
家賃を立て替えることに決めた。
姑からは3か月分払っていないと聞き、すごく嫌だけど、これ以上周りに迷惑はかけられないと思い、家賃6万円×3か月分の計18万円を立て替えることに決めた。
翌日、18万円と、大家さんに渡す菓子折りを持って義兄のアパートに向かった。
そして前回書いたように、義兄を事情聴取し、仕事するように伝えてきたわけです。
参考⇒ 無職の身内を働かせるために(2)状況把握と叱咤してきた。
大家さんに会って家賃を払ってきた。
義兄との話し合いの後、義兄には内緒で大家さんに会って家賃を払ってきました。義兄は、2ヶ月と言っていたけれど、ちょうど月末ですぐに来月分の家賃が発生するので、結局は3ヶ月分払うことにしました。
私は18万円を立て替えて払い、滞納を解消しました。
大家さんは、本来ならば強硬な姿勢で督促をしたかっただろうに、親戚の知り合いということで、今まで強くは言わないでくれていたようでした。
それから大家さんに恥ずかしながら現状をお話しし、さらに次のお願いをした。
・ 義兄には働くように言った。
・ もし働かなくて家賃が払えなくても、再来月分は私が保証して払います。
・ 今回立て替えて払ったことを義兄には伏せていて欲しい。
・ 義兄には「1万円だけでも誠意として滞納分を納めなさい。」と言ったので、明日1万円だけ払いに来るはず。
もし来たら、再来月分の一部として受け取って欲しい。
(実際は再来月分だけど、義兄は滞納分だと思っている。)
・ 今日あれだけ言ったのに、もし1万円を払いに来ないようだったら、もう救いようのない人間だから、その時はちゃんと私が家賃を納めた上でアパートを退去させます。
大家さんは「出所がどこであろうと、払ってくれさえすればそれでいい。」と、私の無理なお願いを了承してくださいました。
借金癖、怠け癖のある人間任せにしていてはいけない。
義兄の家に行った翌日、1万円を払いに行くように何度も連絡しました。今までずっとぬるま湯につかっていた人は、「怒られている最中は黙って聞いて時が過ぎるのを待っている」傾向があると思います。
その場では了承しても、目の届かないところではなんだかんだ言い訳して行動にうつさない。
なので「ちゃんと行ってね。」で済まさず、行くまでしつこく連絡した。
結果、しぶしぶ(?)1万円を払いに行った。
本人にしてみれば何カ月も滞納していたのだから大家さんと顔を合わせるのは勇気がいったでしょう。
そこは頑張ったと評価したい。
でもしつこく言わなかったら義兄は払いに行かなかったと思います。
義兄任せにしていてはいつまでたっても前進しません。
40過ぎた大の大人だけど、ちゃんと独り立ちできるまでは監視して、道筋を作ってあげなければいけないと思っています。
私の行動が良い方向に向けばいいと思いながら義兄のお尻を叩いています。
思った以上に長くなってしまいました。
続きはまた次回に。
続き⇒ この親にしてこの子あり ~無職の身内を働かせるために(4)
⇒ 義兄の仕事が決まった!浮かれている姑をたしなめる ~ 無職の身内を働かせるために(5)
⇒ 仕事が続かない人を前に私が思うこと ~無職の身内を働かせるために(6) 【最終】